Skip to main content

仁王門

建築

Nio Gate ・ におうもん

仁王門
NaokijpWikimedia CommonsCC BY-SA 4.0

解説

左右に金剛力士(仁王)像を安置した門で、境内から邪悪を退けます。

くぐる前に

仁王門は、通路の左右に立つ二体の守護神像にちなんで名づけられた門です。この像は金剛力士(仁王)と呼ばれる筋骨たくましい守護神で、悪いものが聖域へ入るのを防ぐ役目を担っています。多くは寺院の正面の参道に構えられており、この門をくぐることは、日常の世界から聖なる境内へと足を踏み入れることを意味します。

見どころ

二体の像をよく見ると、姿がそれぞれ違うことに気づきます。一方は口を開いて「阿(あ)」を、もう一方は口を閉じて「吽(うん)」を表します。「阿吽」は口で発する最初と最後の音であり、あわせて物事の始まりと終わりを示しています。険しい表情やこわばった筋肉は、参拝者を脅すためではなく、邪気を追い払うためのものです。仁王門は二階建ての立派な楼門であることが多く、そばに大きなわらじが奉納されているのを見かけることもあります。

他の門との違い

仁王門の目印は、あくまで一対の仁王像がそろっていることです。そのため仁王門とは、門の建築様式というより、そこに何を安置しているかを表す呼び方だといえます。寺院の正面の門は山門(さんもん)とも呼ばれますが、これは門そのものを指す言葉で、山門の中には仁王像があるものもないものもあります。名前だけで判断せず、守護神像の有無を確かめてみてください。屋根のある門ではなく、簡素な鳥居が立っていれば、それは寺院ではなく神社です

よくある質問

仁王門とは何ですか。
仁王門(におうもん)は、通路の左右に金剛力士(仁王)と呼ばれる筋骨たくましい守護神像を安置した仏教寺院の門で、その一対の像にちなんで名づけられました。境内に邪悪なものが入るのを防ぐ役目を担い、多くは寺院の正面に構えられています。
仁王像の口が開いているものと閉じているものがあるのはなぜですか。
仁王門の二体の仁王は、口を開けた「阿形(あぎょう)」と口を閉じた「吽形(うんぎょう)」で表されます。「阿吽」は口で発する最初と最後の音であり、あわせて物事の始まりと終わりを示します。門を訪れたら、この一対の姿を見比べてみてください。
仁王門と山門の違いは何ですか。
仁王門は、通路の左右に一対の仁王像がそろっていることで見分けられる門で、名前もその像に由来します。一方の山門(さんもん)は寺院の正面の門そのものを指す言葉で、仁王像があるものもないものもあります。険しい表情の力士像が一対立っていれば、それが仁王門です。

関連用語

出典