三重塔
建築Three-storied Pagoda ・ さんじゅうのとう

解説
三重の屋根を持つ仏塔で、舎利や本尊を納めます。現存する塔のなかで最も一般的な形式です。
どんな塔か
三重塔は、釈迦の遺骨(舎利)を納めたインドのストゥーパを源とする木造の塔です。中国や朝鮮を経て日本へ伝わるうちに、屋根を重ねた縦長の姿へと変わっていきました。段はありますが、人が中に入って登るための建物ではありません。内部は心柱を中心とした象徴的な空間で、納められたものを敬うための構造です。
見どころ
塔を見分けるときは、窓ではなく屋根の数を数えます。屋根が三重なら三重塔、五重ならより高い五重塔です。最上部には相輪と呼ばれる青銅の飾りが天へ向かって伸びています。深く反り上がった軒と、一層ごとに内へ小さくなっていく形が、優美で先すぼまりの輪郭をつくります。
どこで見られるか
塔は神社ではなく仏教寺院のものなので、塔が立っていれば寺院の境内だと考えてよいでしょう。三重塔は現存する塔のなかで最もよく見かける形式で、境内では本堂から少し離れて立っていることがよくあります。
よくある質問
- 三重塔と五重塔の違いは何ですか。
- 三重塔の中に入れますか。
三重塔の内部には、ほとんどの場合入ることができません。内部は心柱を中心とした象徴的な空間で、登るための建物ではなく、外から拝むための塔です。