二重門
建築Nijūmon ・ nijūmon
解説
各層に屋根を持つ二階建ての門で、日本の寺院建築で最も格式の高い門形式。禅宗大寺院の山門(三門)の多くは二重門で、上層に仏堂を備えることもあります。
最も格式の高い門
日本の寺院の門には格式があり、二重門はその頂点に立ちます。各層に屋根を持つ正真正銘の二階建ての門で、同じ二階建てでも上層にしか屋根がなく、下層は高欄で画されるだけの楼門とは区別されます。屋根の数を数えるのが最も簡単な見分け方です。二重の屋根を架けるには最高の大工技術が必要であり、二重門が大寺院の正面を飾るのはそのためです。
めったに入れない二階
二重門の上層はしばしば本物の堂で、仏像や十六羅漢像、位牌が安置され、天井に龍が描かれていることもあります。世界最大級の木造門である京都・知恩院の三門のように、特別な日に上層を公開する門もあり、数百年の木組み越しに参道を見下ろせる貴重な機会となります。門をくぐるとき、その涼しい影で少し足を止めてみてください。門そのものが、日常と聖域との境界なのです。
よくある質問
- 二重門と楼門はどう見分けますか?
屋根の数を数えてください。二重門は上下各層に屋根がありますが、楼門は上層にのみ屋根があり、下層は高欄が巡るだけです。
- 二重門の二階には何がありますか?
仏像や十六羅漢像を安置した小さな仏堂になっていることが多く、天井に龍図が描かれることもあります。通常は非公開ですが、特別公開を行う門もあります。
- 三門と二重門は同じものですか?
三門は禅寺の正門の呼び名、二重門は建築形式の名前です。格式の高い三門は二重門として建てられることが多いものの、別の形式の三門もあります。