江戸時代
時代区分Edo period ・ Edo jidai
解説
暮らしに組み込まれた寺院
関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康は1603年に将軍となり、以後250年以上の泰平が続きました。幕府はキリシタン禁制のため寺請制度を設け、すべての家がいずれかの寺院の檀家となりました。寺院は戸籍や教育、葬祭を担う地域の中心となり、檀家との結びつきは今も続いています。家康は日光東照宮に神として祀られました。
巡礼の大衆化
泰平と街道の整備により、伊勢参りのお蔭参りには数百万人が繰り出し、四国八十八ヶ所や西国三十三所も現在の形で定着しました。札所ごとに納経の証を帳面に受ける習慣が広まり、これが現在の御朱印につながります。都市の大火で焼けては再建されたため、現存する堂宇の多くは江戸時代の建築です。
よくある質問
- 檀家制度(寺請制度)とは何ですか?
すべての家がいずれかの寺院に所属し、キリシタンでないことを寺が証明する江戸幕府の制度です。寺院は戸籍と葬祭を担う存在となり、その関係は現在にも続いています。
- なぜ現存する寺社建築は江戸時代のものが多いのですか?
木造の都市は度重なる大火に見舞われ、焼失と再建が繰り返されたためです。日光東照宮のように、この時代に新たに造営された壮麗な建築も数多くあります。