このページの内容
要点
- 御朱印とは何か、いくら納めるのか、マナーを守ったいただき方、そして最初の一体をどこでいただくか。手書きの御朱印集めの始め方をまとめました。
- 御朱印とは、参拝の証として寺社でいただく墨書と朱印の一枚です。初穂料・納経料は寺社や御朱印の種類によって異なり、1,000円以上の場合もあります。必要な御朱印帳、意外と知られていないお金のマナー、有名寺社の行列の仕組み、最初の一体のいただき方までご紹介します。
- 御朱印は、日本の寺院や神社で参拝後にいただける手書きの一枚です。墨書による寺社名や神仏名、参拝日、そして朱色の印が重ねられます。僧侶や神職、社務所の方がその場で御朱印帳に直接書いてくださいます。駅や観光地に置かれた自分で押す記念スタンプとは全くの別物で、御朱印は参拝という行為の証。だからこそマナーが大切なのです。
御朱印とは、参拝の証として寺社でいただく墨書と朱印の一枚です。初穂料・納経料は寺社や御朱印の種類によって異なり、1,000円以上の場合もあります。必要な御朱印帳、意外と知られていないお金のマナー、有名寺社の行列の仕組み、最初の一体のいただき方までご紹介します。
御朱印とは?
御朱印は、日本の寺院や神社で参拝後にいただける手書きの一枚です。墨書による寺社名や神仏名、参拝日、そして朱色の印が重ねられます。僧侶や神職、社務所の方がその場で御朱印帳に直接書いてくださいます。駅や観光地に置かれた自分で押す記念スタンプとは全くの別物で、御朱印は参拝という行為の証。だからこそマナーが大切なのです。
東大寺(奈良)の御朱印。当サイトのコレクションより
御朱印の意味
「御朱印」は、敬称の「御」、朱色の「朱」、印章の「印」から成ります。神社では「初穂料」、寺院では「納経料」や「志納金」と表記されることが多く、いずれも**「買う」のではなく「納める」もの**。この考え方が、御朱印にまつわるすべてのマナーの土台になっています。
御朱印の歴史
起源は納経、つまり写経を寺院に納めた際の受取にあります。中世には法華経66部を全国66か所に納める六十六部の巡礼で組織化され、江戸時代には写経を伴わない納経帳が広まりました。現存する納経帳には1727年(享保12年)のものがあり、初期の帳面には朱印がないものも多かったことが分かっています。「御朱印」という言葉自体が広まったのは**昭和初期(1930年代)**の収集ブームのころ。現在のブームは2010年代からです。
御朱印の見方
多くの御朱印は、寺社名、参拝日、御本尊または御祭神の名前、朱印、そして「奉拝」の文字という五つの要素で構成されています。日付と寺社名が読めるようになると、御朱印帳は飾りではなく、読み返せる参拝の日記になります。
寺社名・日付・朱印。読めるようになると帳面が日記になります
御朱印帳について
御朱印帳は厚手の和紙を使った蛇腹式の帳面で、一般的な小型(約16×11cm)と、寺院に多い大型(約18×12cm)があります。相場は1,000〜3,000円。寺社オリジナルも多く(明治神宮のオリジナルは1,000円)、神社で購入するとその神社の御朱印が最初に書かれていることもあります。ロフト、ハンズ、伊東屋などの文具店でも豊富に扱っています。普通のノートは墨が滲むため、お断りされることがほとんどです。
御朱印のいただき方
- 1まず御朱印帳を用意する。寺社、文具店、オンラインで購入できます。普通のノートは断られることがほとんどです
- 2先にお参りをする。混雑する寺社では「先に御朱印帳をお預けください」と掲示がある場合もあるので、その場合は案内に従いましょう
- 3御朱印所を探す。「御朱印所」「納経所」「授与所」「社務所」の表示が目印。小さな神社では窓口の呼び鈴を鳴らして待ちましょう
- 4書いてほしいページを開き、カバーとバンドを外して、両手で差し出します
- 5墨書の間は静かに待ちます。すぐに戻ってきた場合は書き置きで、それはごく普通のことです
- 6寺社に掲示された金額を納めます。現金を用意し、両手で受け取り、墨が乾いてから閉じましょう
御朱印にかかるお金
御朱印の初穂料・納経料に一律の相場はなく、寺社や種類によって異なり、1,000円以上の場合もあります。公式情報では東大寺は各300円、明治神宮は500円ですが、凝った意匠や限定御朱印はさらに高いこともあります。掲示または公式サイトで金額を確認し、現金を用意しましょう。
お金のマナーはシンプルです。**現金のみ、できれば小銭で。**大きな寺社ではお釣りも用意されていますが、小さな神社では出せないことも。金額を尋ねるなら「御朱印代はいくら納めたらよいですか」。「お気持ちで」と言われたら500円が目安です。
窓口の探し方と頼み方
| 表示 | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 御朱印所 | ごしゅいんじょ | 御朱印の受付窓口 |
| 納経所 | のうきょうじょ | 寺院の納経受付 |
| 授与所 | じゅよじょ | 神社の授与窓口 |
| 社務所 | しゃむしょ | 小さな神社はこちらへ |
お願いするときは「御朱印をお願いします」のひと言で十分です。書き置きを尋ねるなら「書き置きはありますか?」。言葉に自信がなくても、開いた御朱印帳を差し出せば伝わります。
御朱印のマナー
本当のルールは少しだけ。参拝を先に、帳面は丁寧に。あとは心配しすぎなくて大丈夫です。
すべきこと
- ✓御朱印をいただく前に本堂・本殿でお参りする
- ✓御朱印帳のカバーとバンドを外してから渡す
- ✓小銭を用意する(現金のみ。小さな神社ではお釣りが出せないことも)
- ✓受付終了の30分前までには伺う
- ✓両手で受け取り、書いてくださった方にお礼を伝える
すべきでないこと
- ✗お参りせずに御朱印だけを集める(スタンプラリーではありません)
- ✗書き手やデザインを指定する
- ✗許可なく書いている様子を撮影する
- ✗書き置きをテープや液体のりで貼る(スティックのりか、でんぷんのりで)
- ✗御朱印を人に譲ったり転売したりする(自分の参拝の証です)
なお「伊勢神宮のために1ページ目を空けるべき」という説がありますが、これは慣習であって決まりではありません。帳面の向きを間違えても、神社と寺院が混ざっても、失礼にはあたりません。
御朱印の種類
- 通常御朱印:通年いただける、その寺社の基本の御朱印。初穂料・納経料は寺社や種類によって異なります
- 季節限定御朱印:桜、紅葉、正月など季節のデザイン。SNSで発表する神社も多く、初穂料は寺社や種類によって異なります
- 限定御朱印:行事や記念の限定版には数量制限も。金閣寺では特別御朱印を1日300枚・1人1枚に限定した例があります
- 書き置き御朱印:混雑時や無人の授与所などで渡される、あらかじめ書かれた紙の御朱印。貼るときはスティックのりで。テープは禁物です
近年はQRコードで受け取るデジタル御朱印(大阪・真如寺など)や郵送御朱印も登場しています。便利ではありますが、参拝の証という本来の意味を考えると、やはり現地でいただくのが基本です。
限定御朱印の例(浅草寺)。数量や期間が限られることもあります
神社と寺院の御朱印
神社の御朱印は神様の名前と社名、寺院の御朱印は御本尊と寺号が中心です。神仏習合の長い歴史があるため、一冊に混在させるのはごく自然なこと。分けるのはあくまで好みの問題です。
例外は宗派によるものです。浄土真宗(東本願寺・築地本願寺など)は御朱印を授与しません。日蓮宗では専用帳でない場合「妙法」のみの記帳になることがあります。
御朱印で有名な寺社
東大寺(奈良)では10のお堂で13種類の御朱印を授与。浅草寺(東京)は2種類に加え、隣の浅草神社で七福神の御朱印も。伏見稲荷大社(京都)は山内に複数の授与所があり、それぞれデザインが異なります。下のカードはGoshuin Atlasのデータベースにつながっており、各寺社が授与する御朱印を実際の写真・授与所の場所・初穂料とともに記録しています。
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影向堂で2種類を授与(8:00〜16:30)。混雑日は番号札で順番待ち
浅草にある戦争寺(Sensōji)は、東京最古で最も有名な仏教寺院で、慈悲の菩薩である観音に捧げられている。雷門、仲見世商店街、五重塔、そして年間数百万人の参拝者で知られる。
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初穂料500円。目の前で書いてくださる。オリジナル御朱印帳は1,000円
明治神宮は東京都渋谷区にある神社で、明治天皇と昭憲皇太后の御霊を祀っています。神宮には天皇の御陵はなく、御陵は京都の南、伏見桃山に位置しています。
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10のお堂で13種類、各300円。半日かけて巡る価値あり
東大寺は日本の奈良にある仏教寺院群で、かつて七大寺の一つだった。738年に創建され752年に開山し、唐代の寺院を模して建てられ、幾度も再建されてきた。
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巡礼と御朱印めぐり
御朱印のルーツは巡礼の納経にあります。今も四国八十八ヶ所では御朱印帳ではなく納経帳を使い、2024年4月からは納経料500円、受付は8時〜17時です。西国三十三所や熊野古道、坂東三十三観音のような札所巡り、都市部の七福神めぐりまで、テーマを決めて巡ると御朱印集めは一気に旅の目的になります。
御朱印帳のお手入れと保管
受け取ったら墨が乾くまで開いたまま待ち、挟んである当て紙はそのままにしておきましょう。時間が経ってから向かいのページに墨が移ることがあります。書き置きはスティックのりかでんぷんのりで貼り、テープと液体のりは避けます。保管は直射日光と湿気を避けて。神棚や仏壇に納める伝統的な習慣もあります。取り込み方はヘルプ「御朱印のスキャンとアップロード」をご覧ください。
一冊埋まったら次の帳面へ。いっぱいになった御朱印帳を故人の棺に納めるという古くからの習わしも伝えられています。
よくある質問
お寺と神社の御朱印を同じ帳面にしてもいい?▼
御朱印はいくら納めればいい?▼
仏教徒・神道の信者でなくてもいただける?▼
御朱印所の受付時間は?▼
普通のノートでもいい?▼
書き置き御朱印とは?▼
御朱印帳はどちら向きに開きますか?▼
家族で一冊にまとめてもいい?▼
御朱印をいただけない寺院はありますか?▼
行列はどのくらい覚悟すべき?▼
キャラクターものの御朱印帳でも失礼になりませんか?▼
御朱印の転売や購入はあり?▼
出典・参考資料
料金・時間は2026年時点の情報です。お出かけ前に公式サイトをご確認ください。




