Skip to main content

役職・呼称

Samurai ・ samurai (bushi)

解説

十二世紀末から1868年まで日本を支配した世襲の武士階級。禅への帰依、城下町の整備、菩提寺の造営を通じて、今日目にする宗教的風景の多くを形づくりました。

地方の武人から支配階級へ

侍(武士)は、貴族の荘園に仕える地方の騎馬武者として歴史に現れました。源平合戦の後、源頼朝が1192年に鎌倉幕府を開くと、以後約七百年にわたり、公家に代わって武士が日本を統治します。その精神は忠義と武芸、そして死への鋭い覚悟を軸とし、泰平の江戸時代には帯刀する行政官・学者となりました。武士道という理念が体系化されたのはむしろ後のことです。明治の改革により、武士身分は1870年代に廃止されました。

侍と聖なるもの

武士は日本の宗教的風景の至る所に痕跡を残しました。死に臨む平静を求めて禅に帰依し、鎌倉や京都の大禅刹を支えました。武神・八幡神を氏神として崇め、城下町の整備は今も残る寺町を生みました。徳川家の日光や増上寺の霊廟のように、一族の菩提寺を壮大に営んだのも武家です。寺社で目にする奉納刀や甲冑、武将の墓は、すべてこの階級の遺産です。

よくある質問

なぜ武士は禅に惹かれたのですか?

規律と直截さ、死に臨む平静を重んじる禅の気風が武士の生き方に合ったためです。禅僧が幕府の顧問や外交、教育を担ったことも結びつきを深めました。

武士はどの神を信仰しましたか?

何よりも八幡神です。武運の神として崇敬され、鎌倉の鶴岡八幡宮は武家の守護神社の代表です。

武士階級はいつ終わったのですか?

明治政府が1870年代に秩禄処分や廃刀令などで解体しました。多くの旧武士は軍人や官吏、教員、実業家として新時代を生きました。

関連用語

出典