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奈良時代

時代区分

Nara period ・ Nara jidai

解説

710年から794年まで。平城京(現在の奈良)に最初の本格的な都が置かれ、東大寺の大仏に象徴される国家仏教が栄え、『古事記』により神話が初めて文字に記された時代です。

国家仏教の時代

710年、唐の長安にならった碁盤目状の都、平城京が置かれました。聖武天皇は741年に国分寺建立の詔を出し、752年には東大寺の大仏が開眼供養されました。都では南都六宗が栄え、五度の渡航失敗を乗り越えて来日した鑑真が唐招提寺を開きました。

神話の文字化

『古事記』(712年)と『日本書紀』(720年)が編纂され、神代の物語と天照大神に連なる皇統が初めて文字に記されました。768年には藤原氏の氏社として春日大社が創建されています。東大寺や興福寺、唐招提寺が残る奈良は、八世紀の仏教に触れられる日本随一の場所です。

よくある質問

奈良の大仏とは何ですか?

東大寺の盧舎那仏坐像で、高さ約15メートル、752年に開眼供養が行われました。国家鎮護を願う一大事業であり、大仏殿は世界最大級の木造建築です。

国分寺とは何ですか?

741年に聖武天皇の詔により各国に建てられた官寺で、僧寺と尼寺が一組とされ、東大寺が総国分寺と位置づけられました。地名として今も各地に残っています。

『古事記』と『日本書紀』はなぜ重要なのですか?

712年と720年に編纂された最古の歴史書で、神話と皇統が初めて文字に記されました。各地の神社の由緒や祭神の多くはこの二書に遡ります。

関連用語

出典