
稲と縁結びの女神
クシナダヒメは、日本神話およびおよび神道に登場する女神で、クシイナダヒメや稲田姫などさまざまな名で知られる。嵐の神スサノオの妻の一柱として広く知られており、スサノオは八岐大蛇から彼女を救い出したとされる。
彼女はスサノオの妻として祇園信仰の中心的な神格を担い、京都の八坂神社では主祭神の一柱として祀られている。その名には稲田を想起させる意味が含まれており、農耕、とりわけ米との深い結びつきを示している。
彼女とスサノオの救済と婚姻の物語は、『古事記』や『日本書紀』に記された日本神話の中でも特に有名な場面の一つである。彼女は守護・豊穣・神と人間の世界をつなぐ絆を体現する存在とされている。