
神格化された天皇・軍神
応神天皇は第15代天皇とされ、神道と仏教の両方において重要な宗教的意義を持つ人物である。生没年や在位期間を確定することはできないが、伝統的には270年から310年にかけて在位したとされており、歴史学的には4世紀後半から5世紀初頭ごろに実在した大王と推定されている。また、神功皇后の子として知られる。
神道においては、応神天皇は軍神・武神である八幡神の御神体として祀られており、全国各地の八幡神社で崇敬を集めている。中世以降は特に武家の守護神として広く信仰され、武神としての性格が強まった。また、渡来人の知識や技術を活用して国家の発展を促したとも伝えられている。
応神天皇の実在については諸説あり、「天皇」という称号や「応神」という名は後世に遡って付与されたものとする見方が現代の歴史家の間で広まっている。『古事記』と『日本書紀』はいずれも応神天皇の治世に関する記事を収めており、日本最古の正史に記録された初期天皇のひとりとして位置づけられている。
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