
漁師、幸運、そして商売繁盛の神
恵比寿(えびす)は、日本の漁業の神、幸福の神、そして商業繁栄の神です。七福神の中で唯一の純粋な国産の神道の神でありながら、仏教の神々とともに習合された福の神の一柱として広く信仰されています。彼の起源は多層的で、中世の物語では、イザナギとイザナミの最初の子である蛭子(ひるこ)と同一視されます。蛭子は手足がなく流されて漂着し、成長して力強い神となったとされます。また別の伝承では、大国主の子である事代主(ことしろぬし)と同一視されることもあります。歴史的には、沿岸の漁村での信仰から始まり、後に商人や農民にも広がったと考えられています。
象徴的には、恵比寿は笑顔で、高い烏帽子(えぼし)をかぶり、釣り竿と丸々と太った鯛(たい)を持っています。この鯛は「めでたい」という言葉の掛け詞でもあります。信仰の中心は、安全な漁業、商売繁盛、安定した収入の祈願です。供物には鯛、酒、初漁が含まれ、商店主は大黒天とともに棚や店先の祠に祀ります。主な祭事には新年の祈祷や1月初旬の十日恵比寿祭があり、商売繁盛を願って縁起物を飾った竹笹(福笹)が授与されます。地域によっては、海からの漂着物を守る神としても信仰されています。

芸術、特に音楽と幸運の女神
神仏習合
保護、戦争、富の神
仏教